《完》シークレットコードにご用心
さっき、部室が騒然となった後。
しばらくして、職員会議を
終えた伊織が部室にやって来た。
密売組織の顧客リストが
コピーできたことを
報告すると、伊織は即、
今日の予定を変更。
聞き込みも中止にして、
今日は新たな作戦会議と
なったんだ。
「………カイン、かぁ。
やっぱカインとアベルの
カインなのかなぁ〜」
誰に尋ねるでもなく、
藍がそうつぶやく。
「スペルは一致してるけどね。
でも決めつけるのはまだ早いよ」
冷静に返したのは緋月。
伊織もそれに頷いて、
「先入観を持ってしまうのもよくない。
まずはこういった犯罪に
関わりそうで、『Cain』
というワードと繋がる人物
・団体を割り出すことが先決だ」
しばらくして、職員会議を
終えた伊織が部室にやって来た。
密売組織の顧客リストが
コピーできたことを
報告すると、伊織は即、
今日の予定を変更。
聞き込みも中止にして、
今日は新たな作戦会議と
なったんだ。
「………カイン、かぁ。
やっぱカインとアベルの
カインなのかなぁ〜」
誰に尋ねるでもなく、
藍がそうつぶやく。
「スペルは一致してるけどね。
でも決めつけるのはまだ早いよ」
冷静に返したのは緋月。
伊織もそれに頷いて、
「先入観を持ってしまうのもよくない。
まずはこういった犯罪に
関わりそうで、『Cain』
というワードと繋がる人物
・団体を割り出すことが先決だ」