《完》シークレットコードにご用心
「……いいんです……。
慣れてますから……………」
火の玉をまとってそうな
おどろおどろしい声で、
ようやく萌々香がポツリと
答える。
「ワタシ、目立たないし……。
なんだか大事な話されてる
みたいで、口もはさめ
なかったので……」
「萌々香――ホンットーに
ゴメンっ!!」
小太郎の一声で緊急事態に
入った時、とっさに『後で
全部話す』って言ったけど……。
結局その後のあたし達を、
全部見てたわけだよね。
拳銃とか密売とかの
飛び交う物騒な言葉も、
今の作戦会議も全部……。
「えっとね萌々香。これは……」
何から説明しよう。
慣れてますから……………」
火の玉をまとってそうな
おどろおどろしい声で、
ようやく萌々香がポツリと
答える。
「ワタシ、目立たないし……。
なんだか大事な話されてる
みたいで、口もはさめ
なかったので……」
「萌々香――ホンットーに
ゴメンっ!!」
小太郎の一声で緊急事態に
入った時、とっさに『後で
全部話す』って言ったけど……。
結局その後のあたし達を、
全部見てたわけだよね。
拳銃とか密売とかの
飛び交う物騒な言葉も、
今の作戦会議も全部……。
「えっとね萌々香。これは……」
何から説明しよう。