《完》シークレットコードにご用心
「……………」


たしかに緋月の言う通りだ。


7回目が起こらないなんて
ことは、誰にも言えない。


そして今までと同じ
ペースで起こるとすれば
――本当に、今日・明日に
でも……!



驚いた顔をしてるのは
あたしと小太郎だけ。


メンバーは全員このことを
わかってたんだ。


またまた、出遅れた感が
あたしを襲う……。


「そーゆーことだ。

次の事件が大事故に発展
しないという保証もない。

オレ達はできる限り、
急がないといけない」


どこか決意のこもった伊織の声。


今度はあたしも、黙って頷いた。
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