《完》シークレットコードにご用心
なるほどね。


ネットってホント便利だな。


夜のうちに伊織と小太郎で
ネットでやり取りして、
もうこんな資料まで
作ってあるわけね。


「小太郎の情報もオレが
精査して、信憑性のある
モノだけにしぼってある。

調査は、この中で嫌疑の
大きいものから、順に
当たっていく」


「了解」


あたし達は口々に返事して
資料に目を通し始めた。


そこに書かれてた容疑者
候補の情報は6つくらい。


伊織は、その中でも特に
怪しいのは2つだって言った。



ひとつは、この辺りを
拠点にしてるヤンキー集団
――つまり『族』って
ヤツの、『紫龍会(シリュウカイ)』。
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