《完》シークレットコードにご用心
「ウン。
美羽も見たでしょ。
カインのあのへっぴり腰。
それに、セイフティーすら
知らなかったし。
間違いなくあいつは
銃なんて使ったこともないよ」
「セイフティー? 何それ?」
「安全装置だよ。
引き金のストッパー。
先にそれ解除しなきゃ、
引き金ひけないの」
「え、それじゃ……」
あたしは目が点になる。
あの時、カインは引き金に
指をかけて、力込めてた
けど――…。
「あれじゃ、撃てなかったの?」
あたしの問いかけに、
藍は即座に頷いて、
「そーゆーこと。
あれ以上パニクられても
面倒だしあのタイミングで
光琉に動いてもらったけどね。
あれじゃ撃ててない」
「なんだ………」
美羽も見たでしょ。
カインのあのへっぴり腰。
それに、セイフティーすら
知らなかったし。
間違いなくあいつは
銃なんて使ったこともないよ」
「セイフティー? 何それ?」
「安全装置だよ。
引き金のストッパー。
先にそれ解除しなきゃ、
引き金ひけないの」
「え、それじゃ……」
あたしは目が点になる。
あの時、カインは引き金に
指をかけて、力込めてた
けど――…。
「あれじゃ、撃てなかったの?」
あたしの問いかけに、
藍は即座に頷いて、
「そーゆーこと。
あれ以上パニクられても
面倒だしあのタイミングで
光琉に動いてもらったけどね。
あれじゃ撃ててない」
「なんだ………」