《完》シークレットコードにご用心
そーだったんだ。


もぉ……またあたし一人、
ビビり損……(涙)。


「ちゃんと凶器の銃に
似たモデルを渡したんだよ。

けど、動揺したにしても、
何度か銃を使ったことが
あるならあの態度はありえない」


キッパリと言い切った
藍に、光琉もつけ加えた。


「バンドのメンバーに
しても同じだな。

ビビりまくりでオドオド
するだけで。

立場的にもカインの
子分格っぽかったし、
カインと共謀したとか、
名をかたったとか。

そーゆーのもなさそうだな」


「そうだね……」


たしかにそんな雰囲気だった。


メンバー達、途中から
壁の花だったもん。


「それじゃ――
ミスティーは本当にシロ――…」
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