《完》シークレットコードにご用心
「何よ、あれくらい!

会長の気持ちだってわかる
けど、こっちはちゃんと
やるべきことはやるんだから!

胸張って、堂々と
してりゃいいのよ!」


盛り下がってる空気を
上げたくて、必要以上に
力を込めて答えると、


「大ミエという気が
しないでもないがな。

大丈夫なのか、新聞」


「大丈夫なのか、じゃないっ!

顧問やってるからには
あんたも一緒にやんのよっ!!」


他人ごとみたいに構えてる
伊織にビシッと喝を入れた
時、カラカラと窓を開けて
藍が顔を出す。


窓枠を乗り越えながら、
ニヤニヤした顔で、


「へへっ。

ボクは部外者だから
関係ないもんね〜♪」
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