《完》シークレットコードにご用心
「ここで考えてても始まらん。
どうせ行き詰まりかけてたんだ。
気になることは調べればいい」
「………そうだね!」
全員が、口々に返事して頷いた。
そう……調べればいい。
むやみに疑惑をつのらせる
より、その方がよっぽど
健康的だし、渋谷さんの
名誉のためだ。
「けど、どーやって?
何を調べればいいの?」
尋ねたあたしに、気持ち
いいくらいキビキビした
声が返ってくる。
「生徒会長としての顔はいらん。
探るのは渋谷将臣の素顔だ。
まずは学園内で、彼と
親しい者からの最近の
様子の聞き込み。
それと、素性の調査だな」
どうせ行き詰まりかけてたんだ。
気になることは調べればいい」
「………そうだね!」
全員が、口々に返事して頷いた。
そう……調べればいい。
むやみに疑惑をつのらせる
より、その方がよっぽど
健康的だし、渋谷さんの
名誉のためだ。
「けど、どーやって?
何を調べればいいの?」
尋ねたあたしに、気持ち
いいくらいキビキビした
声が返ってくる。
「生徒会長としての顔はいらん。
探るのは渋谷将臣の素顔だ。
まずは学園内で、彼と
親しい者からの最近の
様子の聞き込み。
それと、素性の調査だな」