《完》シークレットコードにご用心
「二手に別れよう。

母校はオレが職員室で
調べればすぐだ。

それを元に、緋月、藍、
小太郎で外に出てくれ」


「了解♪」


「ハイハ〜イ」


緋月と藍が返事して、
小太郎もブンブン首を振る。


次に伊織はあたしと光琉に
向き直って、


「校内での聞き込みを、美羽、光琉、オレで担当だ。

オレは教師をあたるから、
生徒関係をお前らで頼む」


「わ、わかったわっ!

学園内なら任せて!」


なんせここはあたしの
ホームグラウンド。


理由さえでっちあげれば、
後は正面切って新聞部を
名乗れるんだもの。


あたしの取材の腕が、
いよいよ試される時が来た!
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