《完》シークレットコードにご用心
「―――本田さん」
突然こっちに向けてかけ
られた声に、あたし達は
一斉にバッと顔をあげた。
「あ、風間クン」
ヒラヒラ手を振って
答える本田さん。
そう……そこに立ってた
のは、生徒会のもう一人の書記。
2年の、風間幹人クン。
「げっ。
三人衆の一人じゃねーか」
光琉が小声で囁く。
あたしも萌々香も、困って
顔を見合わせた。
……風間クンは渋谷さんの
腹心、塚原さんと合わせて
三人衆って呼ばれるくらい
だから、逆に渋谷さんに
近すぎる。
その分詳しいことが聞ける
可能性もあるけど……
でも、今回は渋谷さんに
バレる危険性を考えて、
聞き込み対象からは
外すって決めてたのに……。
突然こっちに向けてかけ
られた声に、あたし達は
一斉にバッと顔をあげた。
「あ、風間クン」
ヒラヒラ手を振って
答える本田さん。
そう……そこに立ってた
のは、生徒会のもう一人の書記。
2年の、風間幹人クン。
「げっ。
三人衆の一人じゃねーか」
光琉が小声で囁く。
あたしも萌々香も、困って
顔を見合わせた。
……風間クンは渋谷さんの
腹心、塚原さんと合わせて
三人衆って呼ばれるくらい
だから、逆に渋谷さんに
近すぎる。
その分詳しいことが聞ける
可能性もあるけど……
でも、今回は渋谷さんに
バレる危険性を考えて、
聞き込み対象からは
外すって決めてたのに……。