《完》シークレットコードにご用心
風間クンはしばらく黙り
込んでたけど……やがて、
フーッと大きく息を
はいて顔をあげた。
「キミ達だけのオフレコに
するって、約束してくれる?」
「す、するよ。もちろん!」
即答するあたし。
光琉と萌々香も無言で
頷いたのを確認してから、
風間クンは静かに
話し出した……。
「渋谷さんは、父親と
あまりうまくいってないんだよ。
厳しい人だってのも
あるし、他にも色々と
あって……。
今はそれなりに落ち着いた
みたいだけど、中学の頃
なんかは、明らかに揉めた
時期もあったそうなんだ」
「……そう、だったんだ……」
込んでたけど……やがて、
フーッと大きく息を
はいて顔をあげた。
「キミ達だけのオフレコに
するって、約束してくれる?」
「す、するよ。もちろん!」
即答するあたし。
光琉と萌々香も無言で
頷いたのを確認してから、
風間クンは静かに
話し出した……。
「渋谷さんは、父親と
あまりうまくいってないんだよ。
厳しい人だってのも
あるし、他にも色々と
あって……。
今はそれなりに落ち着いた
みたいだけど、中学の頃
なんかは、明らかに揉めた
時期もあったそうなんだ」
「……そう、だったんだ……」