《完》シークレットコードにご用心
その後もしばらく通話を
続け、ようやく携帯を
下ろすと同時に、あたしと
光琉が声をそろえて、
「どーだったって!?」
「――あぁ。
区役所と地元での聞き
込みで、決定的な情報が
手に入ったようだ」
そう話す伊織の声には、
まだ驚きが色濃く現れてる。
彼は、ゆっくりと一度
深呼吸して。
そして、あたし達を見て、
ハッキリとこう告げた。
「渋谷将臣は―――
紫龍会3代目総長、
“カイン”の息子だ」
☆☆☆☆☆
_
続け、ようやく携帯を
下ろすと同時に、あたしと
光琉が声をそろえて、
「どーだったって!?」
「――あぁ。
区役所と地元での聞き
込みで、決定的な情報が
手に入ったようだ」
そう話す伊織の声には、
まだ驚きが色濃く現れてる。
彼は、ゆっくりと一度
深呼吸して。
そして、あたし達を見て、
ハッキリとこう告げた。
「渋谷将臣は―――
紫龍会3代目総長、
“カイン”の息子だ」
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