《完》シークレットコードにご用心
カインの素顔
☆☆☆☆☆
「――やっぱりここにいたか。
こんにちわ」
ガラリとドアを開けて
入ってきた人物に、
生徒会室にいた二人は
そろって顔をあげる。
「幹人。
どうした、今日は来る
予定じゃなかったろ?」
そう問いかけたのは、
副会長の塚原航。
その隣に座る生徒会長の
渋谷将臣も、怪訝な顔で
首をかしげていた。
風間は『ええ』と答え
ながら室内に足を踏み入れ、
「けど二人こそ、今日は
何の予定もなかったはず
なのに、ここにいるじゃ
ないですか。
何してるんです?」
「学期末の壮行会の件で
ちょっとね。
幹人は、まだ気に
しなくてもいいけど」
「――やっぱりここにいたか。
こんにちわ」
ガラリとドアを開けて
入ってきた人物に、
生徒会室にいた二人は
そろって顔をあげる。
「幹人。
どうした、今日は来る
予定じゃなかったろ?」
そう問いかけたのは、
副会長の塚原航。
その隣に座る生徒会長の
渋谷将臣も、怪訝な顔で
首をかしげていた。
風間は『ええ』と答え
ながら室内に足を踏み入れ、
「けど二人こそ、今日は
何の予定もなかったはず
なのに、ここにいるじゃ
ないですか。
何してるんです?」
「学期末の壮行会の件で
ちょっとね。
幹人は、まだ気に
しなくてもいいけど」