《完》シークレットコードにご用心
「で、幹人は何しに来たんだ?

僕達に何か用?」


問いかけに、風間は
小さく頷いて、


「生徒会の仕事とは直接
関係ないんですけど。

……渋谷さんに、ちょっと
話したいことが」


「僕………?」


名指しされた渋谷は、
さっきよりもさらに首を
かしげて、


「何かな? ここでいいの?」


「あ、できれば二人で。

なんなら俺、終わるまで
待ってるんで」


それを聞くと、塚原が
ここぞとばかりに、


「あー、いい、いい!

そろそろ切り上げよう
かって言ってたとこだ。

な、将臣?

続きは今度でも大丈夫だろ?」
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