《完》シークレットコードにご用心
そして風間クンは、高ぶる
感情を必死で押しとどめ
ながら、震える声で―――、
「病死じゃない。
父が、母を殺したからだ……!」
「――――――!!」
一瞬にして、その場の
空気が凍りついた。
殺した!? 風間クンの
お母さんを、お父さんが!?
そんな……本当なの……!?
「どういうことなんだ、幹人っ!?
お前、そんなこと僕にも
ちっともっ」
「言えませんよ、さすがに……。
それに、証拠がない。
けど俺にはわかるんだ。
亡くなる前の晩、母さんと
話をしたから」
「お母さんと……話を……?」
感情を必死で押しとどめ
ながら、震える声で―――、
「病死じゃない。
父が、母を殺したからだ……!」
「――――――!!」
一瞬にして、その場の
空気が凍りついた。
殺した!? 風間クンの
お母さんを、お父さんが!?
そんな……本当なの……!?
「どういうことなんだ、幹人っ!?
お前、そんなこと僕にも
ちっともっ」
「言えませんよ、さすがに……。
それに、証拠がない。
けど俺にはわかるんだ。
亡くなる前の晩、母さんと
話をしたから」
「お母さんと……話を……?」