《完》シークレットコードにご用心
「忘れちゃったものは
仕方ないだろう。
たまにはそーゆーこともあるよ」
「ナニ開き直ってんだよ!
お前のせいでこんなわけの
わかんないヤツがだなーっ」
声を荒らげる光琉を、
ピシャリとした声が遮った。
「光琉、もういい。
今さら大声あげても、
どうにもならん」
「―――!
けど、伊織(いおり)……!」
光琉はまだ不満そうに
何か言いかけたけど、
結局途中でやめた。
銀メッシュは伊織って
名前なんだ。
明らかに年長者だし、
今までの感じからして、
この人がこのメンバーの
リーダー格なのかも。
_
仕方ないだろう。
たまにはそーゆーこともあるよ」
「ナニ開き直ってんだよ!
お前のせいでこんなわけの
わかんないヤツがだなーっ」
声を荒らげる光琉を、
ピシャリとした声が遮った。
「光琉、もういい。
今さら大声あげても、
どうにもならん」
「―――!
けど、伊織(いおり)……!」
光琉はまだ不満そうに
何か言いかけたけど、
結局途中でやめた。
銀メッシュは伊織って
名前なんだ。
明らかに年長者だし、
今までの感じからして、
この人がこのメンバーの
リーダー格なのかも。
_