《完》シークレットコードにご用心
―――ナニそれ?


つまり、とか言われても
全然サッパリなんだけど。


だってそんなの、警察の
仕事じゃないの?


それか……そうだ、
探偵とか!


でも目の前のメンバー、
探偵には到底見えないし……。



「よく意味がわかんないわ。

もっとちゃんと説明してよ」


あたしがつっかかったら、
緋月はあたしの顔の前に
ピンと指を立てて、
悪戯っぽく笑った。


「だから、これ以上の事を
聞きたいんだったら、取引♪」


「できるわけないでしょ!

そんな、信用もできない
相手なんかと」
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