《完》シークレットコードにご用心
けど、否定はできない。


嘘ついたってさらに
虚しくなりそうだし。


「……そうよ。

でも心配ご無用。
販売部数はちゃーんと
上げて、生徒会にも
安心してもらう予定だから」


「新聞ねぇ。
んなの見たことあったかな……」


光琉の呟き。


「待てソコッ!

購買でも食堂でも職員室
でも売ってるでしょがっ!!

見たことないわけないでしょっ」


「プッ。

なるほどねー。つまり
その程度の認知度なんだ。

それを今さら売れるように
するのは、難しいんじゃないのー」


藍が椅子にふんぞり返って
ニヤニヤしてる。
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