《完》シークレットコードにご用心
そんなよくわかんない
人は、何事もなかった
ようにこっちを見ると、
短く言った。
「コースターに書いてるだろう。
“エスコード”。
それがカフェの名前でも
あり、オレ達の組織名でもある」
―――組織?
カップをどけてコースター
を見ると、たしかに文字が
書いてあった。
“ESCODE”。
これでエスコードって読むんだ。
「ちなみにESCODEの元の
意味は“S-CODE”。
SはシークレットのSだ」
「??
そんな語源説明されても、
よくわかんないんだけど……」
頭をひねるあたしに、
緋月が言葉を補うように
説明を引き継ぐ。
人は、何事もなかった
ようにこっちを見ると、
短く言った。
「コースターに書いてるだろう。
“エスコード”。
それがカフェの名前でも
あり、オレ達の組織名でもある」
―――組織?
カップをどけてコースター
を見ると、たしかに文字が
書いてあった。
“ESCODE”。
これでエスコードって読むんだ。
「ちなみにESCODEの元の
意味は“S-CODE”。
SはシークレットのSだ」
「??
そんな語源説明されても、
よくわかんないんだけど……」
頭をひねるあたしに、
緋月が言葉を補うように
説明を引き継ぐ。