《完》シークレットコードにご用心
「光琉ならともかく、
緋月が鍵をかけ忘れるとは
とうてい思えない。

それに尾行されてたのに
気づかないのもな。


最初からわかってて、
わざと鍵を開けておいたん
じゃないのか?」


『オイ、オレならともかくって』
と突っ込みかける光琉を、
『あーもーめんどうだから!』
と藍が抑える。


そんな光景を横目で
見ながら、緋月は、


「――アハハ。

さすが伊織。気づかれてたか」


「うわ、マジ?

ボクらに内緒でタチわるーい!」
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