《完》シークレットコードにご用心
光琉は顔をしかめて、
めんどくさそうに説明する。


「こっち側の約束だろ。

ちょちょいっと動いて、
生徒会に確約させて
書かせたんだよ」


「書かせたって……本当は
まだ時期じゃないよね?

それに、昨日の今日で
いったいどうしたら
こんなことが……」


「だから、僕達にはつてが
あるって言ってたでしょ。

あ、書類には書いてない
けど、もちろん廃部もないから」


緋月が説明をつけ足す。


倍の予算が出るんだもん、
そんなの聞かなくても
わかるけど。


「そうじゃなくて、何を
したらこんなことができるのよ?

つてってなんなの?」
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