《完》シークレットコードにご用心
「やー、部室が1階で
ラッキーだった☆

これならラクチンだね」


とは言いつつも、窓枠を
乗り越えた際の汚れが
気になるのか、スカートの
裾をパンパンと叩いてる。


……その制服は、うちのだ。



―――あなた昨日、
ミカ女の制服来てません
でしたっけぇぇ〜っ!!?



開いた口がふさがらないあたし。


その目の前では、小太郎も
同じく口を開いたまま、
目を白黒させて昇天してた。



あまりの驚きで、全く
言葉の出ない正式部員2名。


それを見て4人の部外者は
顔を見合わせて
苦笑したのだった――…。





     ☆☆☆☆☆



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