《完》シークレットコードにご用心
突然の訪問客を迎えた
新聞部の部室。
ワケのわかんないまま、
あたしは結局小太郎に
状況を説明するハメになった。
あんな突拍子もない話、
小心者の小太郎が聞いたら
卒倒しちゃうんじゃないか
とも思ってたんだけど……。
――意外なところで、
小太郎は強かった。
てゆーか、元来の性格が
幸いしたみたい。
「すごいッス!
そんなドラマみたいな話が
本当にあるなんて!!
自分はそーゆーのを
求めてたんス!!
一般人では到底知りえない
凶悪事件の真相に迫って、
なおかつそれを解決……!!
マジすごいッス、
ミラクルッス!!!」