《完》シークレットコードにご用心
「はぁっ!?

じゃぁ、生徒のフリして
忍び込んでるってこと!?」


「そーなるね。

だから極力人に会わない
ように、裏庭からここの
窓まで直行で来たんじゃん。

一応この学校に
知り合いもいるし」


サラッと言ってるけど、
バレたらどうする気なんだろ


これも不法侵入っていうのかな?



心配するあたしをよそに、
藍は『次は伊織の番♪』
って言って、涼しい顔で
コーヒーを飲み出した。


とりあえずあたしも、
視線を伊織に移す。


伊織は、まるで本当の先生
みたいな口調で、整然と
説明を始めた。
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