《完》シークレットコードにご用心
「就任と同時に、オレが
新聞部の顧問になった。

廃部の話がたち消えたのも
予算が倍になったのも、
そのおかげだ」



「顧問っ!!?」



あたしと小太郎の声が
キレイにハモった。



……今まで、新聞部に
顧問はいなかった。


うちは人数・実績ともに
ある程度のレベルが
ないと、顧問はつかないから。


だからそれは、あるイミ
憧れに近い言葉だった
わけで……。


「新聞部に顧問がっ!

ゆ、夢みたいだぁぁ(涙)

部長! 自分らもう、
弱小なんかじゃないんスね!」
< 98 / 530 >

この作品をシェア

pagetop