太陽の下で




「・・・で?君たち、なにしていたんだ??」





ただいま、先生の説教をくらっています。




あたしと翔はもちろんのこと、




ホテルの部屋がいっしょの紗和と春樹もいっしょ・・・




「・・・ごめんなさい。寝坊しました。」



あたしは小さく答える。



「・・なんで起こしてやらなかったんだ?」



先生の視線が紗和に移動する。



「え・・っと・・・あまりにも気持ちよさそうに寝ていたものですから・・・」



「・・はあ・・・そっちは?」




「・・・同じです。斉藤くんが『肉だ~~』って言いながら寝ていたんです。」



春樹の言いわけにあたしたちは吹き出しそうになる。




「斉藤、ずいぶんと幸せそうな夢をみていたんだな。」



「・・そうですね・・」



ムスっとした声で答える翔。



ウケる~~(笑)



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