太陽の下で
第11章
~次の日~
「紗和ぁっ!」
「麻衣、うっさいから。もう少し、静かにしなさい。」
「ハイ・・・」
「で?何?」
あたしは紗和に耳打ちをする。
「あのねっ、もうすぐ翔の誕生日なんだけど・・・なにあげたらいいかなっ?」
「ええ~・・・自分で考えればいいじゃん。」
「そんなこと言わないでよぉっ・・・」
あたしは紗和に泣きつく。
「ハイハイ、離れて。」
「どうしたらいいっ!?」
紗和はううんと考え込みはじめた。