太陽の下で



~玄関~




部活も終わって、吹部のみんなとおしゃべりをして楽しんでいたとき、




「・・・・・!!」




翔が来た。




でも、あたしのこと無視してそのまま帰って行っちゃった。




結局、手紙の返事は来なくって・・・



「じゃあ、今日は駄目かぁ・・」



「そろそろ帰ろ~?」



「うん。ばいばい!」



みんなと一緒に歩きだして、少し行くと



翔がしゃがんで待っていた。



じっとあたしの方をみている。



『行くぞ』


そう言っているように見えた。



「る、瑠璃。ごめん。今日あたしこっちから帰るね!」



「うん。わかった。ばいば~い。」


急いで翔のところへ走った。




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