恋戦乱
それからあたしは龍様に連れられ崎海城へ
そこで目にしたのは
何十人もの捕まった人々
「若様、申し訳ありません!いくらか逃してしまいました」
「何やってんだ!!」
「申し訳ございません!!」
龍様に土下座する家来の人々
ん?!
と、ゆーことは?!
「お城は大丈夫なのですか?!」
「見てわかんねーのか?」
笑いながらおっしゃる
からかわれているのはわかっていても
お城が無事な事に安心してしまって…
へなへなと座り込んでしまった
「おい、大丈夫か?」
横にしゃがむ龍様
「城の心配より自分の心配しろ」
くしゃっと頭を撫でられた