恋戦乱


それからあたしは龍様に連れられ崎海城へ


そこで目にしたのは

何十人もの捕まった人々



「若様、申し訳ありません!いくらか逃してしまいました」


「何やってんだ!!」


「申し訳ございません!!」


龍様に土下座する家来の人々




ん?!



と、ゆーことは?!



「お城は大丈夫なのですか?!」


「見てわかんねーのか?」


笑いながらおっしゃる


からかわれているのはわかっていても

お城が無事な事に安心してしまって…



へなへなと座り込んでしまった



「おい、大丈夫か?」


横にしゃがむ龍様


「城の心配より自分の心配しろ」


くしゃっと頭を撫でられた



< 38 / 101 >

この作品をシェア

pagetop