恋戦乱


「長いこと待たせてすまない…


椿…?」



「夢…みたいで…」


「ん?」


「幾度も見ました…
龍様が迎えに来て下さる夢を…

だから…これも夢なのですか?」


「―…この俺様が
夢じゃない、と言ってもか?」



ニヤリとしたお顔





すべてが懐かしく


暖かい




溢れる涙が増した





龍様の腕の力も増した





< 83 / 101 >

この作品をシェア

pagetop