恋戦乱


数日後


その日は突然やってきた



あたしは普通に毎日を過ごしていた


龍様に仕えながら充実した日々を送っていた



そんなある日




久しぶりに崎海城に
三大城の若殿が集まった



あたしはお食事などの準備を手伝おうと…


「何かお手伝い出来る事はありませんか?」


「椿様!!そんな恐れ多い…椿様のお手をわずらわせる訳には参りません!
勿体ないお言葉です」


食事担当の家来さんは深々と頭を下げた


「そんな…頭を上げて下さい!!」


「本当にありがとうございます」


そこへ…



「椿様!ここにいらしたのですね…」


「お凌さん!」


少し息を切らしたお凌さんが現れた



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