ピンクのタオル~another story~
「なんで別れた?
お前が悪いのか?」


翔太がそう聞いてきた。



翔太にはすべて話そう。



そう思った。











「俺、最近不調だろ?
全く打ててないし
打率は3割を切った。
むしゃくしゃしてて…
当たったら悪いって分かってたのに俺は大好きな真鈴に当たってしまった。
それで別れようなんてそう言ってしまった…」



「そっか…
そうだったのか…」


翔太は少しだけ残ったビールを飲んだ。






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