ピンクのタオル~another story~
「もうすぐ卒業じゃん。
真鈴はどうするの?」


「お母さんの知り合いにパン屋をしている人がいるの。
そこで働くつもりだよ。」


大学には行かないんだな…





「そうなんだ。
まぁ俺は相変わらず野球選手として頑張るけどな。」


今年は今まで以上に頑張るつもりだ。


キャンプも頑張った。





「俺な、あの日真鈴に出会わなかったら
不振になったときとか
乗り越えられなかったかもしれない。
真鈴が頑張ってってそう言ってくれて
頑張ることができた。」




「うん。」



「けんかもしたよな。
それで俺らもっとお互いを知ることができた。」




< 258 / 292 >

この作品をシェア

pagetop