ピンクのタオル~another story~
サヨナラのチャンスだ。



『3番ショート内海』



俺の名前が呼ばれた。



「尚人!
打ってこい!かっこいい姿、真鈴ちゃんに見せてやれ!」


鉄也がネクストバッターサークルで俺にそう言ってきた。




俺は頷いて


軽くスイングしながら


バッターボックスに立った。




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