≡イコール 〜守護する者『霊視2』より〜
帰り支度までちゃんとしている。
って、コトはアフターもか・・・・
ハルが一緒に来るコトが分かって、オレのテンションは再度急降下した。
が、一旦社長に行くと言ってしまった以上、今更断れない。
仕方なく2人が並んで歩く後ろを竹田さんと並んで歩いた。
エレベーターから降り、外に出た。
「それじゃ、社長。私は会社に戻りますんで!」
と言ったのは、竹田さんと他の先輩たち。
「はっっ?じゃぁ、オレ・・僕も・・・」
「おまえは今日はいいって!せっかく社長が声かけて下さってるから行ってこい!」
竹田さんとあと二次会に来た人たちは皆、ここでお別れらしい・・・
「ちょ・・・ちょっと・・・待っ・・・」
オレの言葉に誰も振り向きもせず、皆さっさと行ってしまった。
「ご苦労さん!」
と、皆の背中に向かって社長は一声かけるとまたハルと並んで歩き出した。
オレは仕方なく、その2人の後ろをノロノロ歩いて行った。