≡イコール 〜守護する者『霊視2』より〜
「ママ・・・天使がこの状況を受け入れなさい・・・って・・・・・
・・・・でも・・・・そんなの・・・出来ないよね・・・・・
・・・無理だよね・・・・」
動かなくなった母親の白い顔はうっすらと微笑んでいるようだった。
母親は安らかな眠りについたのだ。
さきほどまでの、想像を超える苦痛から解放され、ようやく穏やかな時の中に魂は戻って行った。その傷んだ肉体をこの世に置いて・・・。
「無理じゃないよ」
絵里香の後方から聞こえてきた声に、絵里香はパッと振り返った。
「君なら出来る。・・・いや、やらなければならないんだ。君には役目があるからね。これは、そのための試練だよ。」
突然現れた金色の髪の男の子。年は15、6といったとこだろうか。
しかし、そんな突然の出現に絵里香は驚く事はなかった。
既に慣れていたのだ。
「ナイジェル・・・・・でも、わたし・・・・」
「大丈夫!僕がついているよ。いつも君の側に居る。今までだってそうだっただろう?
これからも・・・君を守っていくよ。」
・・・・でも・・・・そんなの・・・出来ないよね・・・・・
・・・無理だよね・・・・」
動かなくなった母親の白い顔はうっすらと微笑んでいるようだった。
母親は安らかな眠りについたのだ。
さきほどまでの、想像を超える苦痛から解放され、ようやく穏やかな時の中に魂は戻って行った。その傷んだ肉体をこの世に置いて・・・。
「無理じゃないよ」
絵里香の後方から聞こえてきた声に、絵里香はパッと振り返った。
「君なら出来る。・・・いや、やらなければならないんだ。君には役目があるからね。これは、そのための試練だよ。」
突然現れた金色の髪の男の子。年は15、6といったとこだろうか。
しかし、そんな突然の出現に絵里香は驚く事はなかった。
既に慣れていたのだ。
「ナイジェル・・・・・でも、わたし・・・・」
「大丈夫!僕がついているよ。いつも君の側に居る。今までだってそうだっただろう?
これからも・・・君を守っていくよ。」