≡イコール 〜守護する者『霊視2』より〜
「昨日、この人の父親の会社に勤めていた・・・って人が、うちにやって来たの。その人は、うちのおじいちゃんが亡くなる前に、直接メモを受け取ったんだって・・。空港建設反対についてだった・・・って。それを、上司に報告したけど、そこに居た社員、全員そのメモに関しては、口止めされたらしい・・。上司に言われるがまま、その人は秘密にしていたんだって。・・・でも、良心の呵責に耐えきれず、会社を辞めたんだって。」
「もしかして・・・その上司っていうのが・・・」
サツキはそこまで話しを聞くと、そう言いながら絵里香の方をゆっくりと見た。
絵里香はグッと口を閉じて、ただ何もない地面だけを見ていた。
「そう!私たちが、その元社員に尋ねたら、簡単に上司の名前を教えてくれたわ。山田って名前だってね。その時は、まだ気が付かなかったんだけど・・・」
そこまで言って、ミユは口をつぐんだ。
絵里香は、ミユが絵里香に気を遣って、そこから先が言えないでいるのが分かった。
「ミユ・・・私も・・・本当の事が知りたいんだ・・・お願い、教えて・・・」
絵里香の言葉に、ミユは絵里香をチラッと見て、再び話しを始めた。
「その・・辞めた営業マンが・・・その上司に・・思い知らせてやろう・・・って、話しを持ちかけてきて・・・。
人の思いを平気で踏みにじるような人間だから、自分の家族にでも危害が加わらない限り気付かないだろう・・・って・・・。
そんな人間の家族だって同罪だから、傷ついたって当然なんだ!・・・って・・・。
彼には1人娘が居て、私と同じ高校に通っていて、同じ学年であることまで調べてた。
そして、その子の名前を、その人が言ったの・・・」
「それが・・・私だったんだ・・・」
絵里香はポツリと言った。
「・・・えっ!?・・・それじゃ・・・何?絵里香は・・・どうなるの・・?」
サツキが不安気にミユに尋ねた。
「もしかして・・・その上司っていうのが・・・」
サツキはそこまで話しを聞くと、そう言いながら絵里香の方をゆっくりと見た。
絵里香はグッと口を閉じて、ただ何もない地面だけを見ていた。
「そう!私たちが、その元社員に尋ねたら、簡単に上司の名前を教えてくれたわ。山田って名前だってね。その時は、まだ気が付かなかったんだけど・・・」
そこまで言って、ミユは口をつぐんだ。
絵里香は、ミユが絵里香に気を遣って、そこから先が言えないでいるのが分かった。
「ミユ・・・私も・・・本当の事が知りたいんだ・・・お願い、教えて・・・」
絵里香の言葉に、ミユは絵里香をチラッと見て、再び話しを始めた。
「その・・辞めた営業マンが・・・その上司に・・思い知らせてやろう・・・って、話しを持ちかけてきて・・・。
人の思いを平気で踏みにじるような人間だから、自分の家族にでも危害が加わらない限り気付かないだろう・・・って・・・。
そんな人間の家族だって同罪だから、傷ついたって当然なんだ!・・・って・・・。
彼には1人娘が居て、私と同じ高校に通っていて、同じ学年であることまで調べてた。
そして、その子の名前を、その人が言ったの・・・」
「それが・・・私だったんだ・・・」
絵里香はポツリと言った。
「・・・えっ!?・・・それじゃ・・・何?絵里香は・・・どうなるの・・?」
サツキが不安気にミユに尋ねた。