≡イコール 〜守護する者『霊視2』より〜
「エリーだって、お父さん・・心配してるよ・・・一緒に帰ろう!」
ミユが絵里香に思い切って言った
「私だって・・・帰れるモノなら帰りたいよっっ!!
・・・でも・・でも・・ダメなんだよ・・・
私が諦めちゃ・・・
私がやらないと・・・
パパまで・・居なくなっちゃうかもしれないっ!!」
「エリー・・?!」
サツキとミユは絵里香に同時に声をかけた。
絵里香は、家から持ってきた赤いバックに残された、緑のエンジェルナンバーの本を取り出した。
「絵里香ちゃん・・エンジェルに、そう言われたの?」
「違う・・・でも・・・ママが死んだ時も・・私がやらなかったから・・・
私が『本当の事』をしなかったから、間に合わなかったんだって・・・」
令子は、何かの気配にロビーの奥に目をやった。
「・・誰?!」
ロビー奥の男子トイレから、1人の男がフラフラと現れた。
その青白い顔の男性に見覚えがあったのは、ミユだった。
「・・あれ?・・佐々木さん・・・・」
「知り合い?」
令子は、ミユ曰わく、佐々木という男から目を離さずにミユに尋ねた。
「はい・・・この人が・・教えてくれたんです・・・
おじいちゃんが亡くなる前に、エリーのお父さんに遺書を残してたコト・・・」
佐々木は、令子たちの方を見て立ち止まると、ニッと笑った。
その笑顔は力無く、不気味なモノだった。
そうして、その両手にはポリタンクを2つ抱えていた。
ミユが絵里香に思い切って言った
「私だって・・・帰れるモノなら帰りたいよっっ!!
・・・でも・・でも・・ダメなんだよ・・・
私が諦めちゃ・・・
私がやらないと・・・
パパまで・・居なくなっちゃうかもしれないっ!!」
「エリー・・?!」
サツキとミユは絵里香に同時に声をかけた。
絵里香は、家から持ってきた赤いバックに残された、緑のエンジェルナンバーの本を取り出した。
「絵里香ちゃん・・エンジェルに、そう言われたの?」
「違う・・・でも・・・ママが死んだ時も・・私がやらなかったから・・・
私が『本当の事』をしなかったから、間に合わなかったんだって・・・」
令子は、何かの気配にロビーの奥に目をやった。
「・・誰?!」
ロビー奥の男子トイレから、1人の男がフラフラと現れた。
その青白い顔の男性に見覚えがあったのは、ミユだった。
「・・あれ?・・佐々木さん・・・・」
「知り合い?」
令子は、ミユ曰わく、佐々木という男から目を離さずにミユに尋ねた。
「はい・・・この人が・・教えてくれたんです・・・
おじいちゃんが亡くなる前に、エリーのお父さんに遺書を残してたコト・・・」
佐々木は、令子たちの方を見て立ち止まると、ニッと笑った。
その笑顔は力無く、不気味なモノだった。
そうして、その両手にはポリタンクを2つ抱えていた。