≡イコール 〜守護する者『霊視2』より〜
「エリー!ほら、行くよ!!
このままじゃヤバイって!!」
そう言って駆け寄った2人を、絵里香は振り返り、両手で突き飛ばした。
---- バンッッ!!
ミユとサツキは同時に突き飛ばされ、ヌルッとした床に倒れた。
「・・・エリー・・?!」
2人は動揺しながら、絵里香を見上げた。
絵里香も、恐怖に怯える顔で2人を見下ろした。
「ハァ・・ハァ・・か・・身体が・・勝手に動く・・・」
絵里香のただならぬ様子に、ミユとサツキも動けないでいた。
令子は、ズボンのポケットからサッと数珠を取り出した。
ヒカルも、ガラス越しにその状況を見ていた。
「・・どうしたんだ・・何があってるんだ・・一体・・・」
令子が数珠を構えると、絵里香の背後に1人の少年がおぼろげに現れた。
以前、絵里香が言っていたような・・・
エンジェル・・・・
金髪の少年は、まさしくヒカルにもそのように見えた。
「あれが・・・エンジェル・・・」
ヒカルは目を丸くした。
隣では警官が、なにやら本部に連絡をしていた。
「・・はい。
新たに男が1人現場に現れ、石油らしきものを撒きました。
状況は一刻を争いますっ・・・」
その報告を聞き、ヒカルは思った。
『あのエンジェルが見えているのは、恐らく・・オレと先生だけだ!!』
このままじゃヤバイって!!」
そう言って駆け寄った2人を、絵里香は振り返り、両手で突き飛ばした。
---- バンッッ!!
ミユとサツキは同時に突き飛ばされ、ヌルッとした床に倒れた。
「・・・エリー・・?!」
2人は動揺しながら、絵里香を見上げた。
絵里香も、恐怖に怯える顔で2人を見下ろした。
「ハァ・・ハァ・・か・・身体が・・勝手に動く・・・」
絵里香のただならぬ様子に、ミユとサツキも動けないでいた。
令子は、ズボンのポケットからサッと数珠を取り出した。
ヒカルも、ガラス越しにその状況を見ていた。
「・・どうしたんだ・・何があってるんだ・・一体・・・」
令子が数珠を構えると、絵里香の背後に1人の少年がおぼろげに現れた。
以前、絵里香が言っていたような・・・
エンジェル・・・・
金髪の少年は、まさしくヒカルにもそのように見えた。
「あれが・・・エンジェル・・・」
ヒカルは目を丸くした。
隣では警官が、なにやら本部に連絡をしていた。
「・・はい。
新たに男が1人現場に現れ、石油らしきものを撒きました。
状況は一刻を争いますっ・・・」
その報告を聞き、ヒカルは思った。
『あのエンジェルが見えているのは、恐らく・・オレと先生だけだ!!』