≡イコール 〜守護する者『霊視2』より〜
守護する者
ヒカルも、朝家から準備してきた数珠を胸ポケットから取り出した。
以前、先生からもらった数珠。
結構チカラがあるからと、渡された数珠。
「オレに・・間に合わなかったオレに・・・何が出来るか分からないけど・・・
けど・・オレ・・後方支援します。
及ばなくても・・・カタチだけでも・・・オレにチカラを下さいっっ!!」
ヒカルは、数珠を力一杯握りしめた。
もちろん、握りしめたところで、見た目は何も変わりはしない。
しかし、その思いが届くよう、ヒカルは強く念じた。
「その子から離れなさい。」
令子は、絵里香の背後に向かって一言、そう言い放った。
令子の様子は落ち着いていた。
「断るよ。
今からが一番大事なところなのに。」
その声に、絵里香は動揺を隠せなかった。
「・・・エンジェル・・・?!」
「そうだよ、絵里香。
そうやって最後のツメが甘いから、キミはいつも大切なモノを失うんだ。
大丈夫。
こうすれば、キミのお父さんも、すぐに降伏するから・・・」
その言葉と同時に、絵里香は自分のスカートのポケットに手を入れていた。
無論、自分の意志とは全く関係の無い中で・・・
絵里香のスカートのポケットから出てきたのは、先程威嚇の為に使用した、ZIPPOのライターだった。
「・・な・・何をするの・・?!
・・イ・・イヤだよ・・・・
み・・みんなを巻き込んじゃう・・・」
以前、先生からもらった数珠。
結構チカラがあるからと、渡された数珠。
「オレに・・間に合わなかったオレに・・・何が出来るか分からないけど・・・
けど・・オレ・・後方支援します。
及ばなくても・・・カタチだけでも・・・オレにチカラを下さいっっ!!」
ヒカルは、数珠を力一杯握りしめた。
もちろん、握りしめたところで、見た目は何も変わりはしない。
しかし、その思いが届くよう、ヒカルは強く念じた。
「その子から離れなさい。」
令子は、絵里香の背後に向かって一言、そう言い放った。
令子の様子は落ち着いていた。
「断るよ。
今からが一番大事なところなのに。」
その声に、絵里香は動揺を隠せなかった。
「・・・エンジェル・・・?!」
「そうだよ、絵里香。
そうやって最後のツメが甘いから、キミはいつも大切なモノを失うんだ。
大丈夫。
こうすれば、キミのお父さんも、すぐに降伏するから・・・」
その言葉と同時に、絵里香は自分のスカートのポケットに手を入れていた。
無論、自分の意志とは全く関係の無い中で・・・
絵里香のスカートのポケットから出てきたのは、先程威嚇の為に使用した、ZIPPOのライターだった。
「・・な・・何をするの・・?!
・・イ・・イヤだよ・・・・
み・・みんなを巻き込んじゃう・・・」