≡イコール 〜守護する者『霊視2』より〜
「・・・はっ・・?!」
「部下の分際で、そのように美しい女を妻にしているという事だ。」
「・・め・・めっそうもないことでございます・・・」
「ガイル・・・町の美しい女は城に上がらせる事になっておる。
しかし何故・・わしが見たこともないような美しい女が・・・おまえの妻なのだ。」
王の淡々とした喋りが、2人の恐怖心を一層煽った。
「お・・恐れながら・・・妻・・サーシアは・・城に上がる年齢に達した頃、町で流行した伝染病にかかっておりました。
数年の間、隔離され・・・町へ戻った時には・・・城へ上がる年齢を・・過ぎていたのでございます・・・」
「フンッ、言い訳は何とでも出来る。」
「ま・・誠の事にございます・・・」
ガイルは声を絞り出した。
「しかし・・・わしは慈悲深い男だ。
おまえの罪を許してやらんでもない。」
ガイルは、パッと顔を上げた。
「は・・ははぁっ!
陛下っ、有り難き幸せに存じますっ。」
ガイルはもう一度、地に顔をつけた。
「サーシアとやら・・」
「はっ・・はいっ・・陛下・・・」
サーシアは顔を伏せながら応えた。
「部下の分際で、そのように美しい女を妻にしているという事だ。」
「・・め・・めっそうもないことでございます・・・」
「ガイル・・・町の美しい女は城に上がらせる事になっておる。
しかし何故・・わしが見たこともないような美しい女が・・・おまえの妻なのだ。」
王の淡々とした喋りが、2人の恐怖心を一層煽った。
「お・・恐れながら・・・妻・・サーシアは・・城に上がる年齢に達した頃、町で流行した伝染病にかかっておりました。
数年の間、隔離され・・・町へ戻った時には・・・城へ上がる年齢を・・過ぎていたのでございます・・・」
「フンッ、言い訳は何とでも出来る。」
「ま・・誠の事にございます・・・」
ガイルは声を絞り出した。
「しかし・・・わしは慈悲深い男だ。
おまえの罪を許してやらんでもない。」
ガイルは、パッと顔を上げた。
「は・・ははぁっ!
陛下っ、有り難き幸せに存じますっ。」
ガイルはもう一度、地に顔をつけた。
「サーシアとやら・・」
「はっ・・はいっ・・陛下・・・」
サーシアは顔を伏せながら応えた。