≡イコール 〜守護する者『霊視2』より〜
「息子は、森におるのか。」
「お・・・恐らく・・・居ります・・・」
「山焼きを待てというのなら・・・待ってもよいぞ。」
サーシアは、王の意外な発言に顔を上げると、王は不敵な笑みを浮かべていた。
「誠にございますか?!」
「誠じゃ。
ガイル、そなたは息子を捜しに行け!」
「はっ・・・ははぁ・・・。
・・サーシア、立つのだ・・・」
2人は立ち上がり、共に城門の外に出ようとした。
「誰が帰ってよいと言った。」
王の低い声が2人の背中に響き渡った。
「陛下・・・」
ガイルとサーシアは、怯えながら王を振り返った。
「わしは、待つのは好かぬと言ったはず。
おまえが息子を捜す間、わしも何か楽しみがなければつまらぬ。
女は置いていけ。」
「へ・・・陛下・・・それだけはご勘弁をっ!!」
ガイルは、馬にまたがる王の足にすがった。
「では、山焼き隊を今すぐ出発させるだけのこと。」
「お待ち下さいっっ!!
お待ち下さいませ・・陛下・・・。
あなた・・・私は・・残ります。」
「お・・・恐らく・・・居ります・・・」
「山焼きを待てというのなら・・・待ってもよいぞ。」
サーシアは、王の意外な発言に顔を上げると、王は不敵な笑みを浮かべていた。
「誠にございますか?!」
「誠じゃ。
ガイル、そなたは息子を捜しに行け!」
「はっ・・・ははぁ・・・。
・・サーシア、立つのだ・・・」
2人は立ち上がり、共に城門の外に出ようとした。
「誰が帰ってよいと言った。」
王の低い声が2人の背中に響き渡った。
「陛下・・・」
ガイルとサーシアは、怯えながら王を振り返った。
「わしは、待つのは好かぬと言ったはず。
おまえが息子を捜す間、わしも何か楽しみがなければつまらぬ。
女は置いていけ。」
「へ・・・陛下・・・それだけはご勘弁をっ!!」
ガイルは、馬にまたがる王の足にすがった。
「では、山焼き隊を今すぐ出発させるだけのこと。」
「お待ち下さいっっ!!
お待ち下さいませ・・陛下・・・。
あなた・・・私は・・残ります。」