≡イコール 〜守護する者『霊視2』より〜
「こんな所で・・くたばる私ではないわ・・・。
サージェル・・・サーシア・・・我が愛する家族・・・。
必ず・・・守ってみせる・・・
そのためにも・・・私は死なんっっ!!」
---- バサッッ!!
ガイルは、素早く剣を抜き、初めに飛びかかってきた一頭を、斬り落とした。
「ワウォーーーーーーン・・・」
遠くにいる、一頭のオオカミが吠えると、ガイルの周りに居たオオカミが、次々と襲いかかってきた。
---- グサッッ・・ドサッッ・・バサッッ・・・
ガイルは時折返り血を浴びながら、次から次に飛びかかってくるオオカミを斬ったり、突いたりした。
ただひたすらに・・・愛する家族の事だけを思い・・・斬っていた。
どれだけ斬っただろうか・・・
残った数頭は、ガイルが近寄ると、その気迫だけで後ずさりをし、山奥に戻って行った。
---- ガラーーーンッッ・・
ガイルは、血でべっとりとした剣を地面に落とした。
そうして、フラフラと湖の奥の洞窟へと歩いて行った。
「やったーーーっっ!!
産まれた!産まれた!!
よく頑張ったね!
・・赤ちゃんは?!
赤ちゃんは大丈夫かな・・?!」
サージェルは、長い間、逆子のため産道に居た子鹿が、ちゃんと生きているか心配だった。
母鹿は、子鹿を包んでいる膜を舌で舐めて、綺麗にした。
すると、子鹿は黙ってその頭を上げた。
サージェル・・・サーシア・・・我が愛する家族・・・。
必ず・・・守ってみせる・・・
そのためにも・・・私は死なんっっ!!」
---- バサッッ!!
ガイルは、素早く剣を抜き、初めに飛びかかってきた一頭を、斬り落とした。
「ワウォーーーーーーン・・・」
遠くにいる、一頭のオオカミが吠えると、ガイルの周りに居たオオカミが、次々と襲いかかってきた。
---- グサッッ・・ドサッッ・・バサッッ・・・
ガイルは時折返り血を浴びながら、次から次に飛びかかってくるオオカミを斬ったり、突いたりした。
ただひたすらに・・・愛する家族の事だけを思い・・・斬っていた。
どれだけ斬っただろうか・・・
残った数頭は、ガイルが近寄ると、その気迫だけで後ずさりをし、山奥に戻って行った。
---- ガラーーーンッッ・・
ガイルは、血でべっとりとした剣を地面に落とした。
そうして、フラフラと湖の奥の洞窟へと歩いて行った。
「やったーーーっっ!!
産まれた!産まれた!!
よく頑張ったね!
・・赤ちゃんは?!
赤ちゃんは大丈夫かな・・?!」
サージェルは、長い間、逆子のため産道に居た子鹿が、ちゃんと生きているか心配だった。
母鹿は、子鹿を包んでいる膜を舌で舐めて、綺麗にした。
すると、子鹿は黙ってその頭を上げた。