≡イコール 〜守護する者『霊視2』より〜

「…先生は、大丈夫だったんですか・・。
あの爆発の時・・・怪我とか・・・」



オレはそのまま沈黙が続くのがイヤで、日村先生に話し掛けた。



「えぇ。このとおりピンピンしてるでしょ。問題ナシよ。」



日村先生は特に自分の話しなど話題に上げるほどのコトでは無いと言わんばかりだった。

話しが簡単に終了する前に、オレは思いつくことをとりあえず先生に投げかけた。



「絵里香ちゃんとか、山田さんとか、ハチとか、その他の子たちとか…どうなったのか…
オレ・・全然知らないんですけど。
先生は・・知ってるんですか。」



「そうね・・・・山田さんは会社を辞められたわ。」



オレは内心とても驚いたが、今は驚いた表情を見せたくなく…やっぱ子供っぽいな。



「・・そ・・そーですか・・・」



「山田さんは絵里香ちゃんとハチと一緒に、どこか他の場所で再スタートなさるんですって。」




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