≡イコール 〜守護する者『霊視2』より〜
恐らく日村先生は、オレのそんな思いなんかお構いなしにマイペースで動いているだけなのだろう。
実際、すでに彼女の手はレモンケーキへフォークを突き刺していた。
「結構食べるんですね。」
流石にオレも見ているだけってのも場が持たないので、とりあえず話しかけた。
「そう?私はこれから夜まで仕事だから、今食べておかないとね!今日は食事時間がもう無いの。」
そう聞くと、確かに同情心は湧いた。
オレはいつでも好きな時間に晩飯を食べればいいが、忙しい先生はそんなワケにはいかないのだ。
だったら、場所やら人やら選ばず食べられる時に食べないと身がもたないだろう・・・
確かにそうだ。
オレは1人で頷いていた。
オレはオレでたっぷりに盛られたホイップクリームに翻弄され、カップのふちにクリームを沢山つけ残し、大盛りのクリームをどうしたら良いかわからず、グチャグチャにかき混ぜていた。
おかげで、トープ色のコーヒーがチェルシーのバタースコッチのような色の液体に、散り散りになったホイップフロートが浮いてるような、そんな状態になってしまった。
「好みじゃなかった?」
オレの悲惨になったアイスウィンナーコーヒーを見て、レモンケーキの最後の一片を口に入れる寸前、日村先生が一言そう言った。
実際、すでに彼女の手はレモンケーキへフォークを突き刺していた。
「結構食べるんですね。」
流石にオレも見ているだけってのも場が持たないので、とりあえず話しかけた。
「そう?私はこれから夜まで仕事だから、今食べておかないとね!今日は食事時間がもう無いの。」
そう聞くと、確かに同情心は湧いた。
オレはいつでも好きな時間に晩飯を食べればいいが、忙しい先生はそんなワケにはいかないのだ。
だったら、場所やら人やら選ばず食べられる時に食べないと身がもたないだろう・・・
確かにそうだ。
オレは1人で頷いていた。
オレはオレでたっぷりに盛られたホイップクリームに翻弄され、カップのふちにクリームを沢山つけ残し、大盛りのクリームをどうしたら良いかわからず、グチャグチャにかき混ぜていた。
おかげで、トープ色のコーヒーがチェルシーのバタースコッチのような色の液体に、散り散りになったホイップフロートが浮いてるような、そんな状態になってしまった。
「好みじゃなかった?」
オレの悲惨になったアイスウィンナーコーヒーを見て、レモンケーキの最後の一片を口に入れる寸前、日村先生が一言そう言った。