≡イコール 〜守護する者『霊視2』より〜
「キミがこの建物で爆発に遭った時、キミの霊体は別の所に行ったね。」
「まぁ・・・」
オレはほとんど投げやりだった。
さきほど、かなりの期待感でココに来ただけにオレの中での失望は大きかった。
「恐らく彼女はキミの霊体ではなく、肉体を追って行ったとは考えられないかい?」
アージェルの言葉に、とりあえずオレは思考を巡らした。
「考えられたとしても・・・オレの居た病院では、樹花には会わなかった!」
オレは、つかみ所のないやりとりに苛立ちを感じていた。
そこにまた、アージェルのうっとうしい質問がやってきた。
「キミは、愛ってなんだと思う?」
「はあ~・・・・」
アージェルには悪いが、オレは大きなため息をついた。
「ソレって、樹花を探すのに『必要』なコトなの?!」
アージェルは深いブルーの瞳でオレを見つめている。
そしてゆっくり頷いた。
「いちばん『必要』なことだ。」
「愛っていうのは、相手を『好き』ってこと以外に、『守りたい』とか『大切にしたい』とか思う気持ちでしょ?!」
オレは当たり前のことを尋ねられ、一層カリカリしていた。
「そう。しかし、それも愛の一部に過ぎない。」
はぁ・・・もう、これ以上愛について議論するなんて勘弁だ!!
「はいはい、分かりました。じゃあ、根本はなんなんですか?!」
「まぁ・・・」
オレはほとんど投げやりだった。
さきほど、かなりの期待感でココに来ただけにオレの中での失望は大きかった。
「恐らく彼女はキミの霊体ではなく、肉体を追って行ったとは考えられないかい?」
アージェルの言葉に、とりあえずオレは思考を巡らした。
「考えられたとしても・・・オレの居た病院では、樹花には会わなかった!」
オレは、つかみ所のないやりとりに苛立ちを感じていた。
そこにまた、アージェルのうっとうしい質問がやってきた。
「キミは、愛ってなんだと思う?」
「はあ~・・・・」
アージェルには悪いが、オレは大きなため息をついた。
「ソレって、樹花を探すのに『必要』なコトなの?!」
アージェルは深いブルーの瞳でオレを見つめている。
そしてゆっくり頷いた。
「いちばん『必要』なことだ。」
「愛っていうのは、相手を『好き』ってこと以外に、『守りたい』とか『大切にしたい』とか思う気持ちでしょ?!」
オレは当たり前のことを尋ねられ、一層カリカリしていた。
「そう。しかし、それも愛の一部に過ぎない。」
はぁ・・・もう、これ以上愛について議論するなんて勘弁だ!!
「はいはい、分かりました。じゃあ、根本はなんなんですか?!」