≡イコール 〜守護する者『霊視2』より〜
「プププッ・・・ごめんなさい・・・」
その声を発すると同時に瞳を開いたのは樹花だった。
「もうっ、真面目なんだから!松永さんは!!」
・・・・はい?!
状況がよく飲み込めないんですけど!!(怒)
「あの・・・・樹花はいつから・・・」
「もうかれこれ10分くらい前には気が付いたのよ、松永さん。」
あのー・・・淡々と言ってくれちゃってますけど、ソレってオレの努力の成果じゃないワケ?!
「ピカちゃん、どんなに揺すっても起きないから・・・・」
「奥村くんはお仕事で疲れてるんだろう!って、寝かせておくことにしたのよ、ね!」
樹花にウインクする日村先生。
・・・オレの感動的な樹花との再会は?!
さっきの霊体の時の樹花とのハグの続きは?!
この世の現実、すなわち『意識界』のヒドさときたら、さっきまでの霊体だけのほうがずっとマシだったかも!
クスクス笑い続ける二人を見てると、なにやらムカムカとはらわたが・・・
「ピカちゃんの寝顔見たの・・久しぶり・・・」
樹花が弱々しい声で嬉しそうに言う。
オレのムカムカが鎮まる。
「さて、私はそろそろ帰るわね…。
タイミングの良い時に、ちゃんと意識が戻ったことナースに知らせるのよ。」
『有難うございました』の樹花の言葉が終わると同時に部屋を出て行く日村先生。
その声を発すると同時に瞳を開いたのは樹花だった。
「もうっ、真面目なんだから!松永さんは!!」
・・・・はい?!
状況がよく飲み込めないんですけど!!(怒)
「あの・・・・樹花はいつから・・・」
「もうかれこれ10分くらい前には気が付いたのよ、松永さん。」
あのー・・・淡々と言ってくれちゃってますけど、ソレってオレの努力の成果じゃないワケ?!
「ピカちゃん、どんなに揺すっても起きないから・・・・」
「奥村くんはお仕事で疲れてるんだろう!って、寝かせておくことにしたのよ、ね!」
樹花にウインクする日村先生。
・・・オレの感動的な樹花との再会は?!
さっきの霊体の時の樹花とのハグの続きは?!
この世の現実、すなわち『意識界』のヒドさときたら、さっきまでの霊体だけのほうがずっとマシだったかも!
クスクス笑い続ける二人を見てると、なにやらムカムカとはらわたが・・・
「ピカちゃんの寝顔見たの・・久しぶり・・・」
樹花が弱々しい声で嬉しそうに言う。
オレのムカムカが鎮まる。
「さて、私はそろそろ帰るわね…。
タイミングの良い時に、ちゃんと意識が戻ったことナースに知らせるのよ。」
『有難うございました』の樹花の言葉が終わると同時に部屋を出て行く日村先生。