≡イコール 〜守護する者『霊視2』より〜
星への思い
まだ、うっすらと明るみの残る空を見ながら、令子は病院の自動ドアを出た。
ぬるい風が、令子の長い髪を少しなびかせた。
風とともに、令子の耳へと言葉が入ってきた。
『ほんとうに・・よかったの・・?』
その声に令子は少し、目を伏せた。
「わからない・・・けれど、うまくいって欲しい。
わたしの時のように、失敗させたくない・・・
想い合える相手と共に過ごせることが
彼らの生まれてきた意味ならば
あの2人はきっと…乗り越えられるはず」
そう言うと令子は、伏せていた目を空へと移した。
令子が力強く見つめた空には、明と暗を抱えた一番星が輝いている。
ぬるい風が、令子の長い髪を少しなびかせた。
風とともに、令子の耳へと言葉が入ってきた。
『ほんとうに・・よかったの・・?』
その声に令子は少し、目を伏せた。
「わからない・・・けれど、うまくいって欲しい。
わたしの時のように、失敗させたくない・・・
想い合える相手と共に過ごせることが
彼らの生まれてきた意味ならば
あの2人はきっと…乗り越えられるはず」
そう言うと令子は、伏せていた目を空へと移した。
令子が力強く見つめた空には、明と暗を抱えた一番星が輝いている。