≡イコール 〜守護する者『霊視2』より〜
オレはこの日が、明日から開かれる新たな霊とのバトルの始まりになるコトをまだ知らないでいた。
開戦前夜
樹花との不和
新たな霊との遭遇
この2つは、これからのオレの心をもてあそぶかのように計算しつくされ、オレを暗い闇の中へと落としていったんだ。
「奥村君は今度の日曜空いてる?」
日村先生は、再び赤いスケジュール帳を開き予定を確認していた。
「はっ・・・はいっ・・・」
2度と会うことはないだろうと思っていた山田氏との再会を思うと、少し・・・返事に躊躇した。
「なら、日曜でいいかしら・・・山田さんのお宅に伺うの。」
日村先生はスケジュールに下ろしていた視線をオレに向けた。
「・・まぁ・・・は・・い・・」
完全に乗り気じゃないオレ。
「そう、じゃぁ決まりね。時間もこの前と同じでいいわね。」
オレの迷いなど日村先生は全く気にする様子もない。
「はい・・・・・あっ、あの・・ところで・・・」
「なぁに?」
スケジュール帳にサラサラと文字を書き込みながら、日村先生は応えた。
開戦前夜
樹花との不和
新たな霊との遭遇
この2つは、これからのオレの心をもてあそぶかのように計算しつくされ、オレを暗い闇の中へと落としていったんだ。
「奥村君は今度の日曜空いてる?」
日村先生は、再び赤いスケジュール帳を開き予定を確認していた。
「はっ・・・はいっ・・・」
2度と会うことはないだろうと思っていた山田氏との再会を思うと、少し・・・返事に躊躇した。
「なら、日曜でいいかしら・・・山田さんのお宅に伺うの。」
日村先生はスケジュールに下ろしていた視線をオレに向けた。
「・・まぁ・・・は・・い・・」
完全に乗り気じゃないオレ。
「そう、じゃぁ決まりね。時間もこの前と同じでいいわね。」
オレの迷いなど日村先生は全く気にする様子もない。
「はい・・・・・あっ、あの・・ところで・・・」
「なぁに?」
スケジュール帳にサラサラと文字を書き込みながら、日村先生は応えた。