≡イコール 〜守護する者『霊視2』より〜
「でねもっとさかのぼるとね、古代メソポタミアの頃の話しになっちゃうんだ。」



「ふーん、ふぁ・・・」



思わずアクビをしてしまったオレ。


急いで口を閉じたが、すでにハルはオレの顔を横からじっと見ていた。



「・・・て、つまんなかったね。・・こんな話し。」



少し笑顔を残したまま、もう一度一番星に視線を向かわせるハル。



「いや、そーじゃなくて・・。オレ昨日徹夜だったから・・・つい・・・ゴメン。」



あー・・テンション下げちゃったかなぁ・・・



・・・しばし沈黙。



「・・・で、メソポタミアでもアフロディーテは有名だったの?」



一応ちゃんと話しを聞いていたことは、アピールしておくための質問。



「なんだ、ちゃんと聞いてたんだ!」



嬉しそうなハル。


そう、ソレが狙いの質問。



「聞いてるよ!徹夜だからどうしてもアクビは出るんだよ。そんなに眠いワケでもないんだけど・・・・」



陽が沈みかけて少し眠くなってはきていたが、ここからが自律神経との格闘だ!


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